
旅行年月:2020年6月

今回は箕面駅から滝道を通って箕面大滝へ向かい、そこから雲隣展望台、箕面ビジターセンターを経由して、みのお記念の森までのハイキングコースです。


大阪の観光地といえば、なんばをはじめ、にぎやかな街中のイメージ強いですが、ちょっと外れた所には自然に恵まれた隠れた観光スポットがあります。その一つに箕面(みのお)公園が挙げられます。前から一度行ってみたいと思っていたのですが、コロナ禍の中、人が少ないであろう早朝を狙って行ってみました。
朝6時台ならほぼ人はいないだろうと思っていたのですが、以外に滝道の道中では、あきらかに地元の方であろう人達(ほとんど高齢の方)がウォーキングをされていました。確かに滝道は散歩には絶好のコースです。
さすがに観光客らしき人はほぼ皆無でしたので、静かな雰囲気を味わいたい方は、早朝に行かれることをオススメします。
阪急箕面駅から箕面大滝までは、撮影しながらゆっくり歩いて50分ほどかかりますが、滝道の道中には、所々に見所もありますし、時間ほど遠くは感じませんでした。
また、落差33mの箕面大滝は「日本の滝百選」にも選ばれており、全身でマイナスイオンを感じることができるパワースポットです。
阪急箕面駅
箕面駅前からの滝道への通り。
ゆずるの足湯
ゆずるの足湯から左側に行けば、大江戸温泉物語・箕面温泉スパーガーデンと箕面観光ホテルへ。
箕面公園の入口で、度重なる洪水で何度もかけ替えられた一の橋。
きれいに整備された遊歩道をひたすら進みます。
箕面音羽山荘
梅屋敷休憩所

箕面公園昆虫館
箕面川床。明治から昭和初期にかけて、箕面川にせり出すように休憩所や茶屋があったが、度重なる洪水で流され、無くなっていました。しかしながら復活を望む声が多く、平成22年に復活することとなりました。
瀧安寺(りゅうあんじ)が見えてきました。
瀧安寺。650年頃に「役行者」が「箕面寺」を建立したのが始まり。
瀧安寺
修験根本道場。修験独自の護摩供が行われます。
箕面にゆかりのある、世界の医聖野口英世の像が上方に見えます。
滝道の途中で、落合谷の方へ抜ける道があります。
落合谷橋
唐人戻岩(とうじんもどりいわ)。
昔、唐からきた役人が箕面大滝の評判を聞き、この巨岩までやってきたが岩の大きさと山道の険しさに恐れをなし、引き返したとの伝説がある。
唐人戻岩
箕面大滝が見えてきました。唐人戻岩から5分ほどです。
箕面大滝
箕面大滝
箕面大滝

箕面大滝で少し休憩した後、これより上に上がり、エキスポ’90みのお記念の森に向かいます。
箕面大滝から、みのお記念の森までは雲隣展望台、箕面ビジターセンター(政ノ茶屋園地)、箕面川ダム経由で向かいます。(約1時間40分ほどかかりました。)
自然研究路2号線や3号線を通る行き方もありますが、今回はこちらのコースにしました。
箕面のハイキングマップ等は、こちらの箕面市観光協会のHPで入手できます。
雲隣展望台は、草木が邪魔をして景色はほぼ見えません。ここから一旦箕面ドライブウェー(43号線)に出てしばらく下っていくと、箕面ビジターセンターに辿り着きます。
箕面ビジターセンターから箕面川沿いの遊歩道を抜けると箕面川ダムに出ます。
ダムからみのお記念の森まではアスファルトの車道を歩いていきます。
辿り着いた、みのお記念の森に人は誰一人いませんでした。
エキスポ’90みのお記念の森は、阪市の鶴見緑地で開催された「花博」を記念して大阪府により整備され、四季の花が楽しめる「花の谷」や野外学習の場として活用できる「芝生広場」、「展望塔」 などの施設があります。
ただ、期待していたほどの所ではなく(観光地ではない)、芝生広場でしばらく休憩した後、引き返しました。
帰り道は、みのお記念の森から自然研究路7号線を通って、箕面川ダム手前まで出ることができました。
箕面大滝から上に抜ける道があります。
モミジの木立に覆われた一目千本。
しばらく登ります。車で来られた方はこの先の箕面ドライブウェー沿いにある大日駐車場からこの道を下ってきます。
このトンネルを抜けると杉の茶屋があり、道路(箕面ドライブウェー)を挟んですぐに雲隣展望台に行く入口があります。
雲隣展望台への道のり。
カタツムリ発見。久しぶりに見た。

雲隣展望台に到着。
ほぼ何も見えません。
箕面ビジターセンター方面に向かいます。
しばらく下る。
箕面ビジターセンターに到着。
箕面川沿いの遊歩道が中々good!
自然研究路はスルーします。
山道を抜けると。
箕面川ダム上の道路。
箕面川ダムは、治水を目的として自然の保護と回復に配慮して建設され、昭和57年に完成したダムです。
箕面川ダム
しばらく箕面川ダム沿いの車道を上っていくと、みのお記念の森に到着。車は入れなくなっていました。
花咲き太郎像。
芝生広場
芝生広場。しばらくここでくつろぎます。

帰りは森の中から外につながる道をみつけたので、そこから自然研究路7号線に入り、箕面ビジターセンターからは箕面ドライブウェーを歩いて、大日駐車場の前を通り、滝道に入りました。
また滝道では、途中で行きとは違うライオン岩や姫岩がある道を通って帰りました。

今回は、大阪の隠れた観光スポットでもある箕面大滝をメインとした箕面公園の散策でしたが、思っていた以上によかったです。
雲隣展望台から、みのお記念の森までは少々距離もあり、さすがに疲れました。このコースはよっぽど自然の中を歩くのが好きでないと特筆すべきほどのスポットはほとんどありませんので退屈かもしれません。
ただやはり、箕面大滝までの滝道は、地元の方が早朝のウォーキングコースにするぐらいですから、魅力はあります。
関西で日帰りで手軽に訪れるには絶好の観光スポットの一つであることは間違いないです。




