
旅行年月:2020年6月

本日は、広島の尾道にて千光寺公園と向島サイクリングをメインに観光します。


まずは、尾道駅北口から千光寺公園頂上の展望台まで徒歩で向かいます。(徒歩約20分)
その後は、文学のこみち~千光寺経由で街まで下りてしばらく散策することにします。
千光寺公園の展望台からは、尾道市内や瀬戸内海の島々が一望でき、中々の見晴らしです。
その他千光寺を含め、所々に見所も多いのでオススメです。
歩いて上るのが嫌な方は、ロープウェーも利用できますが、健脚の方は徒歩で上り下りするとかなり楽しめるかと思います。
●尾道駅から千光寺公園までのルートはこちらのGoogleMapで確認できます>
尾道駅北口。都会的な南口とはまったく異なり、昔ながらの田舎風になっています。
千光寺公園まで延々と上っていきます。
途中で配水貯水施設の展望台があります。
まだ下の方ですので、眺望はまぁまぁ。
千光寺公園の広場前の通りです。
なにやらよくわからないものが広場前の売店に陳列されている。
八福稲荷神社
頂上展望台に到着!
出会いの広場のあけぼの像(中央)と恋人の聖地碑(左)。

ここで30分ほど休憩しました。
標高144.2mとそれほど高くはありませんが、さすがに眺望はGoodです。海を挟んで見えるのが向島です。


奥に見える橋は尾道大橋。



展望台を出て、近くの八畳岩へ。
八畳岩。(戦国時代に築かれた千光寺山城の物見櫓があったとされる。)
八畳岩。
八畳岩より。
再度広場に戻り、奥の売店で「みかんソフトクリーム」をいただきました。普通のソフトクリームより少し大きめで、すごくおいしかったです。
ロープウェー乗り場(千光寺山ロープウェー山頂駅)。
文学のこみちを歩いて下っていきます。
文学のこみち
下から千光寺山ロープウェー山頂駅を見上げる。
「イノシシ松」。イノシシ?のように見える松の木です。
イノシシ松。

志賀直哉の文学碑(暗夜行路の一節)。文学のこみちには、こういった尾道ゆかりの作家、詩人の名作が自然石に刻まれた25基の文学碑が点在しています。
林芙美子の文学碑(放浪記の一節)。
千光寺の本堂(1686年建立)。文学のこみちを下っていくと千光寺に辿り着きます。
本堂は、京都の清水寺のように舞台造りになっています。
客殿前の休憩所からの眺望。
玉の岩(尾道で有名な伝説「玉の岩」伝説にまつわる岩)
護摩堂から見た玉の岩。
「時の鐘」として名高い鐘楼。除夜の鐘としても尾道名物のひとつとなっています。
護摩堂。

舞台造りの本堂。
本堂から見た三重岩。
三重岩。

夫婦岩に烏天狗が彫られています。
夫婦岩の右側からくさり山に登る入口があります。かつての鎖修行の場であり、今でも100円を支払って登ることができます。普通に登れそうな感じでしたが、私は今回は止めておきました。
千光寺を出て街に下りていきます。千光寺の名所のひとつ「鼓岩(ポンポン岩)」は、文学のこみちとは反対側の場所だったため、気付かず残念でした。

天寧寺の塔婆(三重塔)の方へ下りて行ってみます。
天寧寺塔婆(三重塔)。1388年に建立され、塔婆は唐様建築の現存最古で、当初は五重塔だったそうです。江戸時代に三重塔に改修されています。
天寧寺塔婆の東側の通りに猫の細道に続く入口があります。
下から上るとかなり大変そうです。
坂を下る途中にこういった細い路地もあり、なんかいい感じです。
これよりしばらく街歩き。

センター街の中を歩いている途中に石畳小路があります。
センター街に昔ながらの銭湯?と思いきや、元々「大和湯」という銭湯だったところを「ゆーゆー」というカフェに改装されたそうです。
海岸通り途中に旧築出町(戦前に呼ばれていた)の面影を残す、築姫小路があります。当時このあたりは、問屋や市場、旅館などが立ち並ぶにぎやかな港町だったそう。
築姫稲荷。
築姫小路を通り抜けたところ。

尾道に来たら、本場の尾道ラーメンを食べようと思っていたので、海岸通り沿いにある、「丸ぼし」という尾道ラーメン店へ行きました。(事前に調べて評価が良かったのでココを選択)
情報によると昼時は行列になることが多そうでしたので、昼の時間は避け、営業開始時間の10:30を過ぎた40分ぐらいに入店。思惑通りに1番乗りでした。
注文したのは「尾道ねぎラーメン(780円)」と「ギョウザ(380円)」です。(先に発券機で券を購入します)
感想は個人的には期待していたほどではなく、少々物足りませんでした。
口コミでも「スープが見た目以上にあっさりしている」という声が多かったですが、その通りです。
私にはかなり薄く感じました。また、「びっくりするほど熱い」と謳ってますが、いうほど熱くはなく普通ではないでしょうか。私にはどちらかというと、ラーメンというより、あたたかい日本そばを食べている、といったイメージに近かったです。(ギョウザは私好みで満足です)
当然、人によって好みは分かれるかと思いますが、個人的評価としては、星3つとさせていただきます。


ラーメンを食べた後、もう少し周辺をうろうろしてから、向島をサイクリングするためにレンタサイクル店へ。
元々、尾道駅のすぐ南側にある「尾道港レンタサイクルターミナル」で自転車を借りる予定だったのですが、なんとコロナウィルスの影響で営業自粛中でした。
事務所のおじさんに、駅の観光案内所で借りれるところを聞いてみればいい、と言われたので、早速駅近で借りれるところを聞いてみると、何とか1店ありました。
尾道駅より少し北(徒歩5分ほど)の「レンタサイクルステーション尾道ベース」です。
ちょっと分かりづらい場所ですので、利用される方はgoogleマップでしっかり場所を確認しましょう。
料金は少々高めですが、ものすごく親切な店主さんで、各コースにも精通されており、目的地や希望に応じて、自分に最適な自転車を選んでくれます。
私は向島の高見山の展望台に行きたかったのですが、普通のクロスバイクで登るのは相当きつい、と説明を受けて、おすすめの電動ミニベロを借りることにしました。(料金は後払い)
早速フェリーのりばへ。
尾道にはたくさんのフェリーのりばがありますが、今回は尾道駅前の渡船(向島運航)で向島に渡りました。
このフェリーは、徒歩の人と自転車利用の人のみで車は乗れません。(大人100円+自転車10円=110円)
また、約12分間隔で運航してますので、それほど待ちません。
●詳細はこちらのHPを参照(尾道(駅前)~向島(富浜)の項)>
乗船してから約5分ほどで向島(富浜)に到着します。
尾道駅南口。北口と違って都会風になってます。
この先まっすぐ進むと、当初利用予定の「尾道港レンタサイクルターミナル」だったのですが・・・。
尾道駅前広場。
尾道ポートターミナルより。
今回私が借りた自転車。かなりイケてます。

尾道駅前のフェリーのりば。ここから出発します。
この船に乗ります。向島に到着後、目的地の高見山展望台へ向けていざ出発。
「レンタサイクルステーション尾道ベース」の店主さんが言われたとおり、かなりきつい上り坂が続きます。
しかし、私が借りた自転車はかなりスペックが高く、苦も無くハイパワーでグングンと登っていきます。
頂上近くの勾配が一番きつく、この自転車でも少々つらいところもありました。
もし普通のクロスバイクで来ていたら・・・と思うとゾッとします。
観光客も私の前に1組しかおらず、すぐにいなくなったため、展望台は独り占めでした。最高の眺望で大満足です。
もうこのまま直帰してもいいぐらいですが、まだまだ時間の余裕があったので、一旦南側へ下り、因島大橋を渡り、すぐに引き返したのち、向島の西側の外周沿いに向島大橋を経由して、最後に元のフェリー乗り場近くの映画「あした」で使用されたロケセットのある現場に行きます。
因島大橋方面の案内板が見えました。
しまなみ海道サイクリングロードの入口で、ここから因島大橋に行くことができます。
車は通れないのでスイスイと。
いよいよ橋を渡ります。
対面から走ってくるバイクには注意して!
因島大橋を渡り切って因島に上陸。もったいないですが、ここですぐに引き返します。
向島に戻って、因島大橋を眺める。


ここでしばし休憩。

向島の西側の海岸線沿いをひたすら走る。
向島大橋が見えました。
向島大橋をとりあえず渡るだけ渡る。(岩子島につながる)
向島大橋から因島大橋を見る。
向島大橋から一気に映画「あした」のロケセットまで来ました。
今はバス停の待合室と展示館との兼用として利用されています。
最後に購入したお土産を紹介。
6個入り。
シュー生地の中に粒あんと柔らかいお餅が入っており、食感も良く上品な甘さです。今回のサイクリングコースでおおよそ4時間弱です。
レンタサイクル料金は、4時間4,000円+保険料(任意)300円で計4,300円でした。
少々高くなりましたが、ハイスペックな自転車で快適に走ることができたので、まったく意に介していません。
色々とアドバイスやコースの詳細などを聞きたい方は、地元ライダーの店主さんがいる「レンタサイクルステーション尾道ベース」の利用をおすすめします。本当に親切丁寧に説明していただけますよ!

今回は、前半は千光寺公園メインの尾道駅周辺散策と後半の向島サイクリングのプランでした。
これだけでも十分満足なのですが、まだまだ尾道には見所も多く、特にしまなみ海道のサイクリングコースは数多くあり、とても1日では周りきれません。
また、今回訪れた時期はコロナウィルスによる各種自粛解除が徐々に行われている中でしたが、まだまだ観光客は少なかったです。
収束すると、どれぐらいの観光客が集まるのかわかりませんが、いずれ今度は泊りでぜひ、訪れたいと思います。




